中国外務省は月曜日、中国は米国に対し、サイバー攻撃に反対し、第三国からそのような攻撃を仕掛けるいかなる国家や個人にも反対すると伝えたが、米国が北朝鮮のせいだとしているソニーのハッキングを直接非難しなかったと発表した。
中国の王毅外相は日曜日の夜、ジョン・ケリー米国務長官との電話会談でこのコメントを述べたが、ソニー・ピクチャーズに対するハッキングについて北朝鮮を非難しなかったと同省は声明で述べた。
[slug="北朝鮮のインタビュー"も参照]
ソニー・ピクチャーズはハッカーらからテロ攻撃の脅迫を受け、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長暗殺を題材にしたコメディ映画「ザ・インタビュー」の公開を中止した。米国連邦捜査当局は、ハッキング事件と北朝鮮との関連性を指摘した。
バラク・オバマ大統領がサイバー攻撃への対応を検討する中、米国は北朝鮮の重要な同盟国である中国に支援を求めた。中国は北朝鮮とその技術インフラに対してかなりの影響力を持っているが、オバマ大統領が中国が自らサイバー窃盗行為を行っていると厳しく非難しているため、中国が関与すると複雑な事態を引き起こす可能性がある。
外務省報道官の華春瑩氏は月曜日、十分な証拠なしに中国が攻撃の舞台として利用されたと示唆しないよう警告した。
華氏は毎日の記者会見で「何らかの結論に達するには十分な事実と証拠が必要だと思う」と述べた。 「中国は事実、国際法、中国の法律に基づいてこの事件を処理する」と述べた。
華氏はサイバー犯罪に対する中国政府の立場を改めて表明したが、ソニーのハッキングを直接非難したり、北朝鮮についても言及したりしなかった。同氏によると、王氏はケリー氏に対し、「中国は事実、国際法と国際規範、中国の法律に基づいてこの事件を処理する」と述べたという。