トルコ国境近くの重要な町の制圧を巡り、クルド人軍とイスラム国過激派の間で戦闘が激化し、月曜日、シリア北部の町コバニで激しい衝突が発生した。人民防衛軍(YPG)が率いるクルド人民兵組織は、ISIS部隊が近くの数十の村を制圧した後、数週間にわたって町からISIS部隊を阻止し続けている。
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コバニからわずか数百メートルの距離にあるトルコ国境を越えて衝突を観察していたジャーナリストらは、ISISの特徴的な黒い旗が町の東側の丘の上に掲げられたと語った。町内のクルド人高官は、コバニ氏はこう主張した。落ちていなかった旗が上がっているにもかかわらず。
2014年10月6日、シリア・クルド人とイスラム国過激派の間で戦闘が激化したシリア・コバニの町東側の丘の上に横断幕を掲げる男性。 クレジット: Lefteris Pitarakis
アラビア語名「アイン・アル・アラブ」としても知られるコバニは、クルド人部隊が町への「イスラム国」の攻撃を押し返そうと奮闘するなか、9月中旬から攻撃を受けている。月曜日には激しい砲撃が報告され、濃い黒煙が立ち上るのがコバニから確認された。
シリア北部のクルド人勢力は、過激派の地域への進出を防ぐ上で重要な役割を果たしてきた。しかし、ISISがシリアとイラクで支配を強めるにつれ、民兵組織はますます強力な攻撃にさらされている。
シリアのクルド人地域の国防当局者ナセル・ハジ・マンスール氏は、広大な地域でカリフ制を宣言したイスラム国に言及し、「彼らはイラクとシリアで捕獲した戦車、大砲、あらゆる種類の武器を使用している」と語った。両国で支配する領土。
2週間前にコバニで衝突が始まって以来、16万人以上の民間人がトルコ国境を越えて避難したとみられている。月曜日の暴力行為の激化により、トラックに積まれた女性と子供がトルコに輸送された。数千人の民間人現在も市内に残っているとみられる。
民間人は依然として避難している#コバネ。大きなトラック2台とバン2台が女性、子供、男性でいっぱいで、トルコを2台連れてきているのを見ましたpic.twitter.com/L6ecthSIFH— ジェナン・ムーサ (@jenanmoussa)2014 年 10 月 6 日
一方、トルコ軍は国境の町スルツ付近に陣地を確保していた。少なくとも14台のトルコ軍戦車が国境のトルコ側にあるコバニ近くの丘の上に防御陣地を築いた。激しい砲撃が下の方で聞こえ、町から煙が立ち上っていた。
2014年10月6日、シリアのコバニを見下ろす、トルコとシリアの国境にあるスルク郊外の丘の上のトルコ人。 クレジット: Lefteris Pitarakis
戦闘による砲弾が国境を越えたトルコの家屋と小さな食料品店に命中したが、負傷者は出なかった。日曜日にも同様の事件があり、少なくとも4人が負傷した。夕方が近づいても、戦いは衰える気配を見せなかった。
ここは1時間も経たないうちに暗くなるでしょう。 ISISには暗視能力がある。クルド人はそうではない。長い夜になるでしょう。@akhbar— ジェナン・ムーサ (@jenanmoussa)2014 年 10 月 6 日
米国主導の空爆は町近くのイスラム国の拠点を狙った前の晩、米国中央軍の報告書によると、「一撃でコバニ南方のISIL戦闘拠点2か所が破壊された」と記されている。
AP通信による追加報道