当局は月曜、ニューヨーク市への旅客機への銃器の密輸を手助けした疑いのあるアトランタ航空の手荷物係員が連邦捜査官に逮捕されたと発表した。
FBIの宣誓供述書によると、デルタ航空のランプエージェント、ユージーン・ハーベイ容疑者(31歳)を銃器密売、空港警備違反、および他の計画への幇助の罪で起訴するのに十分な証拠があると述べた。
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12月19日に提出された宣誓供述書によると、2010年に解雇された元デルタ航空従業員マーク・クエンティン・ヘンリーは、潜入捜査官が共犯者の一人から銃を購入した後、12月10日にニューヨークで武器密売捜査で逮捕された。捜査の対象となったのは、アトランタ地域で購入され、ニューヨークで販売されていた銃器だった。
当局はヘンリーさんの携帯電話、空港の監視映像、警備記録を調べ、ヘンリーさんがハーベイさんと共謀して警備を突破して銃を持ち込んだと断定した。携帯電話の記録によると、ハーベイさんの飛行機が12月10日にアトランタからニューヨーク市に向けて出発する直前に、2人はテキストメッセージで12回通信していた。
ヘンリーが逮捕されたとき、当局はバックパックを押収したが、中には拳銃18丁が入った小さなバッグが入っていた。ヘンリー容疑者は捜査員に対し、銃と弾薬を機内持ち込みバッグに入れてアトランタからニューヨークまで移動したが、これではTSAの検査を通過できなかったと語った。
捜査関係者らによると、ハーベイ容疑者はハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港の手荷物移送室で働くよう割り当てられており、同空港は指定された安全区域内にある。捜査当局によると、セキュリティ記録には、ヘンリーさんがニューヨーク行きの飛行機に乗った日の午前7時直前に、ハーベイさんが従業員のアクセスカードを使用してセキュリティエリアに入ったことを示しているという。
捜査当局によると、ヘンリーがハーベイにメールを送り始めた頃、バックパックを背負ってBコンコースのゲートに向かって歩いている様子が監視カメラに映っていたという。その後、ハーヴィーはヘンリーが待っていた門の向かいの男子トイレに入り、そのすぐ後にヘンリーが同じトイレに入っていく様子が防犯カメラに記録されていた。 1分後、ヘンリーはバックパックを背負って歩いて戻り、そこで銃が発見された。
捜査官らは宣誓供述書で、ヘンリーはその後Aコンコースに移動し、飛行記録ではゲートA1から出発したことが示されていると述べた。
連邦当局はヘンリーとハーベイが共謀して空港で銃を数回密輸したとして告発している。宣誓供述書によると、ヘンリーは5月から12月10日までの間に129丁の拳銃と突撃銃を共謀者に提供し、共謀者は潜入捜査官に販売したという。
元手荷物係兼ランプ係員だったヘンリーは、バディパスシステムを悪用したとして航空会社から解雇された。宣誓供述書によると、彼はデルタ航空のゲート係員を退職した母親のパス特典を利用して、アトランタとニューヨーク間の航空券を手配したという。
航空会社の広報担当モーガン・デュラント氏は電子メールで声明を発表し、「デルタ航空は今回の捜査で当局に協力している。顧客と従業員の安全とセキュリティに対する当社の厳格な約束を守れない行為はすべて真剣に受け止めている」と述べた。
ハーベイ氏に弁護士が付いているかどうかは不明だ。