イエメン反政府勢力、大統領を自宅で拘束

イエメンの首都を掌握しているシーア派反政府勢力が現在、同国の大統領を自宅に監禁していると大統領の側近が水曜日に発表し、アラブ世界で最も貧しいこの国を実際に誰が統治しているのかが疑問視されている。

アベド・ラッボ・マンスール・ハディ大統領は水曜日、フーシ派反政府勢力が警備員を外して戦闘員を現地に配備した後、「家から出ることができない」と側近の一人が語った。

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別の人は、この国は「後戻りできない地点」にあると述べた。同側近は、フーシ派がハディ氏を訴追すると脅しているため、ハディ氏は大統領を辞任することはできないと述べた。 2人の側近はジャーナリストと話す権限がなかったため、匿名を条件に語った。

イエメンでの対アルカイダ戦争における米国の主要同盟国であるハディ氏は、フーシ派が9月に全土で空襲を開始してから数か月後、同国を統治し続けるための選択肢を使い果たしたようだ。また、イエメンのアルカ​​イダの危険性も高まっている。アルカイダは、最近のフランス風刺新聞シャルリー・エブドへの攻撃と失敗に終わった米国本土への攻撃が混乱の中でさらに強力になる可能性があると主張している。

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2012年に国連本部で第67回国連総会で演説した後、座るイエメンのアブド・ラボ・マンスール・ハディ大統領。 クレジット: ジェイソン・デクロウ

顧問らは水曜、フーシ派がハディ氏の顧問らとの火曜日の会合で、ハディ氏に対し副大統領およびいくつかの主要官庁へのポストを求める要求リストを出したと発表した。

ハディ氏の権力崩壊の根源は、ハディ氏とその前任者で退陣させられたアリ・アブドラ・サレハ大統領との間で引き裂かれたイエメン軍の分裂にある。

2011年の暴動後に権力の座から追われたサレハ氏は、フーシ派によるサナア占領を画策し、ハディ氏の失敗を加速させたとして多くの人から非難されている。批評家らはまた、フーシ派が地域のシーア派大国イランの支援を受けているとも主張しているが、彼らはその容疑を否定している。