エールフランスのパイロット組合による12日間のストライキは、航空業界から「壊滅的」との声が上がっている。ストライキのきっかけとなった計画を撤回するよう航空会社が申し出たにもかかわらず、労働組合と経営陣は依然としてストライキを終了する条件について合意していない。
9月17日にストライキが始まって以来、エールフランス航空によると、定期便の半分以上が欠航し、世界中で数千人の旅行者が足止めされているという。
同社は水曜夜、格安航空会社トランサヴィアのフランス国外での事業を拡大する計画を撤回すると発表した。
「トランサヴィア・ヨーロッパ計画の撤回により、もはやストライキをする理由はない」と同社は、エールフランス・KLMオランダ航空のアレクサンドル・ド・ジュニアックCEOとエールフランスのフレデリック・ガジー社長が署名した声明で述べた。
それでも交渉は続いている。主要パイロット組合SNPLは木曜日に対抗提案で応じたが、エールフランス経営陣との夜の協議で拒否された。その後、組合は別の反対提案を行った。
SNPLの広報担当ギヨーム・シュミット氏は、トランサヴィアの拡張を取り下げるという経営陣の譲歩は「必要だった…しかし十分ではなかった」と述べた。
パイロットたちはエールフランス-KLMオランダ航空のすべての子会社との単一契約を獲得しようとしている。AFP通信によると。
取締役会は経営側に立った。
そのウェブサイトでは、エールフランスは言ったストライキが9月30日まで延長されたことで、航空便の運航は引き続き混乱している。同航空は旅行者に対し、空港に向かう前にウェブサイトを確認するようアドバイスしている。
HOP、KLMオランダ航空、デルタ航空が運航する便はパイロットのストライキの影響を受けない。
ストライキが始まって以来、エールフランス航空の株価は15%近く下落した。航空会社によると、ストライキの1日当たりの費用は1500万から2000万ユーロ(1900万から2500万ドル)だという。
AP通信による追加報道