Facebook PAC、民主党よりも共和党に多くの資金を提供

クレジット:

ジョン・ベイナー下院議長(共和党、オハイオ州)やミッチ・マコネル上院多数党院内総務(共和党、ケンタッキー州)を含む共和党議員らはフェイスブックのPACから6万5500ドルを受け取っていた。一方、ナンシー・ペロシ下院少数党院内総務(民主党、カリフォルニア州)を含む議会民主党の受け取り額はわずかに少なく、5万3500ドルだった。

民主党寄りの傾向にあるテクノロジー企業としては、若干の右傾化は異例だ。例えば、マイクロソフトは今年、PACと従業員を通じて民主党に69万4,284ドル、共和党に47万7,706ドルを寄付した。グーグル同様に民主党に10万1800ドル、共和党に10万ドルを寄付した。

テクノロジー企業の大統領選挙への貢献を調べてみると、意見が大きく分かれていることが明らかになった。マイクロソフトは今年、オバマ大統領の再選活動に28万9088ドルを寄付したのに対し、共和党の挑戦者ミット・ロムニーには7万1990ドルを寄付した。コムキャストの寄付金も同様の例を示しており、オバマ氏に15万7,962ドル、ロムニー氏に1万3,750ドルとなっている。

従来の論理では、米国の二大政党の中で民主党のほうがテクノロジーに親和的であることが示唆されているが、フェイスブックの大部分が超党派の議会貢献は、潮流の変化の初期の兆候として解釈される可能性がある。

フェイスブックはまた、米国の裁判所制度を監督する下院および上院の司法委員会の主要メンバー数名にも寄付を行った。 Facebookは法廷で攻撃か防御かを日常的に行っているため、これはFacebookの政治戦略の一端を明らかにするかもしれない。

開示フォームでは、FacebookのPACへのトップ寄付者も明らかになった。CEOのマーク・ザッカーバーグ氏、COOのシェリル・サンドバーグ氏、LinkedInの創設者であるリード・ホフマン氏、ベンチャーキャピタリストのマーク・アンドリーセン氏は全員、最高許容額の5,000ドルをチップとして寄付していた。