フランス、人質を冷蔵庫に隠した男に市民権を与える

パリのコーシャ市場襲撃事件で数人の人質を冷蔵庫に隠して救ったマリ人男性にフランス国籍が与えられる。

フランスの内務大臣ベルナール・カズヌーブは木曜日、ラッサナ・バティリー氏にフランスへの帰化資格が与えられ、政府は1月20日の式典で彼を表彰すると発表した。

イスラム教徒でもあるマリ国籍のバティリーさん(24)は、パリのヴァンセンヌ地区にあるコーシャ市場「ハイパー・キャッシャー」で働いていたが、1月9日に銃を持った男が建物に侵入し、4人が死亡した。

銃撃犯が市場を襲撃する中、彼は客を店の地下にある冷蔵庫に誘導した。

ベルナール・カズヌーヴ氏、『ハイパー・キャッシャー』の主人公ラッサナ・バティリー氏の帰化を発表(プレスリリース)pic.twitter.com/NXwFwq3fC5— ピエール・ド・コセット (@Pdecossette)2015 年 1 月 15 日

フランス放送局のインタビューでBFMTV, バティリ氏は、命を救ったかもしれない自身の機転を利かせた行動を語った。

店への攻撃が始まると、数人が店の地下に避難した。彼は彼らを冷蔵庫に導き、機械の電源を切りました。

「彼らが走り去ったとき、私は(冷蔵庫の)ドアを開けました。私に向かって来た人が数人いました。私は電気を消し、冷凍庫の電源を切りました。...私はドアを閉め、彼らに留まるように言いました」落ち着いて、出かけるよ」とバティリーさんは言い、BFMTVはこの話を再現する際に彼を謙虚だったと評した。

彼は店から逃走し、安全になると建物内で何が起こっているかについて警察に情報を提供した。フランスメディアによると、冷蔵庫にいた人は全員救出された。

での彼の勇気ある行動に対して、#ハイパーキャッシャー、ラッサナ#バティリー火曜日にフランス国籍を取得する予定pic.twitter.com/sJlXPO58RA— 政府 (@governmentFR)2015 年 1 月 15 日

フランスのフランソワ・オランド大統領が反ユダヤ主義的だと表現したこの襲撃では、人質4人が残り、襲撃犯のアメディ・クリバリさんが死亡した。警察との数時間にわたる対立の末

クリバリ氏は1月8日にもパリで女性警察官を射殺した。この襲撃事件は、兄弟2人が風刺雑誌シャルリー・エブド社の事務所を襲撃し、12人が死亡した事件と関連しているとされている。