CIAの拷問プログラムは発見に役立たなかったオサマ・ビン・ラディンと、まだ機密扱いとなっている上院報告書によると。
報告書に詳しい関係者が語った。AP通信調査では、元ブッシュ政権やCIA当局者らが過去に主張してきたことに反して、CIAがテロ上級容疑者に用いた「過酷な尋問手法」はビンラディンにつながる重要な証拠を提供しなかったと結論づけた。
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6,300ページにわたるこの報告書は、上院情報委員会が4年以上かけて作成した。同スパイ機関が監督官のコンピューターをハッキングした疑いで告発されており、プライバシーを巡るCIAと上院の激しい論争の中心となっている。 CIA捜索されたとされる上院職員のコンピュータは、スパイ機関とその議会監督官との関係における重大な違反とみなされ得る拷問プログラムに関するCIA内部のレビューにどのようにしてアクセスしたのかを調べた。
匿名の議会側近や外部専門家らは、この報告書は、CIAが9月11日の攻撃の主要な指揮者でCIAによって183回も水責めを受けたハリド・シェイク・モハメッド氏やアブ・ファラジ・アル・リビ氏から重要な証拠を収集していないと結論付けていると述べた。アルカイダの上級工作員。
両被拘禁者は、CIAをパキスタンのアボタバードにあるビンラディンの隠れ家に導いた運び屋、アブ・アハメド・アル・クウェーティに関する情報を提供した。しかし、AP通信によると、提供された情報は重要なものではなく、どちらも配達員に関するCIAの以前の知識を確認しただけだったという。
この報告書はまだ機密扱いであるが、当局者らはその調査結果の一部について議論し、最も重要な結論の一部を漏洩した。重要な点は、CIA が海外の不法刑務所ネットワークで多くの被拘禁者を拷問するプログラムについてブッシュ政権と議会を誤解させたことだ。 CIAはこれらの調査結果に異議を唱えた。
上院情報委員会委員長のダイアン・ファインスタイン上院議員(民主党、カリフォルニア州)は今週後半に報告書の概要を公表するよう求めているが、実際の検討内容の一部が公表されるまでには数カ月かかる可能性がある。